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  • グレース 椿宮-Grace Tsubaki-

気づかぬうちに日本が少しずつ大きく変わったように、今のあなたも変化の途中 - 今と同じあなたはどこにもいない

日本や世界で起きていることは、実はひとりひとりにも起きていることです。国や世界といった大きな力の影響を知らず知らずのうちに受け、心理が動き、言動となって、のちに現象となって現れるものです。

いや、そんなことないよ・・・と思ったかもしれませんが、大きなものの影響を大なり小なり受け、心理が動き、自分のそのときの環境に合わせて言動し、現象として発動することは明らかなことです。


日本は、戦後からたった数十年で大きな変貌を遂げました。ほとんどの人が知らないところで暮らしを良くしようと一から頑張った多くの人たちがいて、その影響だけでなく恩恵を受けて今があり、未来へも続いていくのです。


人は、生きていれば何を始めたらよいのか、どこから手を付けたらよいのか、わからないほど混乱し疲弊し、あらゆることに巻き込まれる経験をします。そんなとき、目の前のほんの小さなできることから手をつけるのではないでしょうか。


目の前に落ちているゴミを捨てることしかできない、あるいは、誰かの代わりに連絡をした、書類を片付けた、挨拶した、散歩した、寝るだけ寝た、逃げたetc

それしかできない。そんな思いで手を付けるでしょう。


でも、そのたった小さな、なんでもないことが、ヘンゼルとグレーテルのお話で落とした小石のひとつひとつのように道をつくってくれるのです。人は、描いたイメージや理想や願望や夢に、一気に飛びたくなる生き物ですが、自分の道は誰かに敷いてもらうのではなく、自分で道をつくって歩んでいくしかないわけです。誰かに敷いてもらった道は、その誰かがあなたに求める道だからです。人は誰しも他人の道を歩むわけにはいきません。


日本を例にすると、気が付けば知らなかった法案が通っていて、それに合わせるしかない暮らしが始まることもあります。気が付いたときには変えさせられていることの積み重ねです。

そのときは、「あー、そう」「仕方ない」と特に気にもせず受け入れますが、後々になってみると、そこから道筋ができ大きく変わっていることの連続です。ひとりひとりも同じです。そもそも、大きなものの場合は大きな結果のために道筋をつくっているわけですが、その大きな結果が何であれ、まだ見えないものであれ、ほんの小さなひとつの行動から変化は始まるものです。


人って、一気に望んでいる大きな結果を手に入れたい生き物ですが、その大きな結果を手に入れられないとやってもいないのに決めつけて諦める生き物でもあります。いずれにしても、「大きな結果」が目の前にあるかのように思う生き物です。


一気に大きな結果を手に入れたい人は何かを始めようとしている人。大きな結果は手に入れられないと諦める人は小さな結果を求める人。


こうやってかみ砕いていくとわかると思いますが、実は、諦めている人は現実的で小さな結果がでることから始めることができるのです。一気に手に入れたい人も諦めた人も、どちらもちゃんと想像できていて、「いずれ大きな結果を手に入れる」方向に向かっている変化の途中にいる人たちです。


昨年のあなたも、昨日のあなたも、今日のあなたも、明日のあなたも、来年のあなたも、確実に違うのですから、今の視点で先を見過ぎたり期待しすぎないことが結果を手に入れるコツかもしれません。












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