- グレース 椿宮-Grace Tsubaki-
偽りの(自称)霊能者
「凄いと言われたい」
そういう強い念が引き起こす偽りの霊能者はそこそこいます。
「神が降りてきた、神を名乗った」という人がちょこちょこ出てきますが、それは、その人の意識にある「凄いと言われたい」強い気持ち、念が引き起こす仕業であって、神が神だと名乗って降りてくることはありません。神は存在ですから、そういったことはありません。
例えば、世の中には凄い人と呼ばれ(呼ばせ)、慕ってくる人を利用する人がいます。慕ってくっついてくる人を褒めたりすれば、褒められたいがためにさらに言いなりになる人がいます。自分は手を付けず、人を踊らせて悪事等をやらせることがあります。同じことです。
(人は、褒められたこと・凄いと言われたことを頑張る生き物です)
そんな霊でもいい、自分の(有形無形の)利益になることが知ることができればいい、という人は同じように人を騙し利用する、あるいは騙され利用される人になります。
人間であっても霊であっても、同じ欲望、同じ利害関係で結び付くわけですから、気を付けなければなりません。
言っていることは本当だけど?という人もいるかもしれません。しかし、わかりやすく表現するところの、良い霊・悪い霊どちらに言われたいかということです。つまり、どちらと繋がりたいか、ということになるのです。
同じことを言われるなら悪霊でもいいと思ったなら、心の根底にある自分自身に大きな問題があり、決して良い方向や良い人生にはなりません。
また、一度でも人に対して悪事を働いた人は更生したからといって本質が変わるわけではありません。よく、元ばりばりの暴力団員で更生して出家した、更生して霊能をつかって人を助けているという人の話を聞きますが、一度でも人を傷つける悪事、犯罪を犯したひとはいくら更生したといっても、その本質は変わりません。
それは、幼少期の家庭環境に紐づいているからです。幼少期に戻ることはできないのです。人々に希望や包容力や救いを与えるかもしれません。しかし、魔がさした程度でなければ、その根っこは残っているものです。
例にすると、後者の方は、やはり「〇〇ヒメが降りてきた」といって大々的にセッションをしたり、悪霊と動物霊が人間界を壊しているなど、まともな霊能者たちには考えられない、あり得ない話や理屈で人々の悪霊をとっていると言っています。悪霊やよろしくない地縛霊と仲良くできると公言していますが、本当にまともであれば、そのような霊と仲良くはできません。同じ質のもので繋がっているために悪霊と仲良くできてしまうのです。
こういった方は、突然心臓を患ったり突然死することも少なくありません。
