- グレース 椿宮-Grace Tsubaki-
人間は無いものねだりの生き物2
人間は無いものねだりの生き物②
実は、誰にでも満たされないことで発揮される能力があるのです。
人には、欠けている(無い、足りない)と感じているもの=欲があります。
すべてが揃っている人はいません。
人それぞれ、生きている間に変わらず欠けている(無い、足りない)と感じているものがあります。
「欠けている」ということは「縁がない、恩恵を受けにくい」ことを言い、それが無い・足りないと感じるからこそ求める「欲」です。
この欲を満たそうとして欠けているもの(無い・足りない)を埋めようと必死に動く人もいれば、手に入らないと良い意味で諦め手放して真逆のものに力を注ぐ人もいます。
ここで重要なことは後者で、納得してもしなくても真逆に意識を向けることが重要です。満たされないものを追い続けるよりも、縁のある(満たされる)ものに目を向けるという意味です。
人は、自分が満たされていないもので満たされている他人をみて、「自分もああなりたい」と思うことがあります。ですが、その羨ましいと思える「満たされている他人」は、あなたが満たしているものが欠けているのです。
欲を満たそうと欠けているものを埋めるために必死で動くことは、縁のないものに無理矢理縁を持たそうとするわけですから、一時は上手くいったと思っても、違うのですぐに壊されてしまいます。ちゃんと人生が上手くまわるように「そっちじゃないよ」と(良い意味で)諦めるような出来事が起こるのです。
人間関係のトラブルの原因一つに、このことがある場合もあります。
そして、欠けているもの(欲)が満たされないとわかり手放したときに、自分自身の能力が発揮されるのです。
① 父親、上司、習得、結果が満たされない
② 母親、兄弟、守備、目標が満たされない
③ 物質的に満たされても心が満たされない
④ 子ども、部下、伝達、目標が満たされない
⑤ 配偶者、攻撃、結果が満たされない
⑥ 自分、魅力、現在が満たされない
